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    2020年6月3日
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    当科の診療状況について

    当科の診療状況について         

    昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、多くの施設において予定していた待機手術が中止・延期を余儀なくされております。しかしながら当院においては、2月上旬から行ってきた発熱・症状・海外渡航歴による外来トリアージ、入院前検査の徹底、入院患者さまへの面会制限等の対応の結果、ここまで院内感染を起こさず通常診療を継続してまいりました。

    現在も、手術を必要とされる患者さまに対しては、可能な限り速やかに予定を組み治療を提供できる準備が整っております。

    心臓大血管手術は全身麻酔下に行われ術後は集中治療室(ICU)へ入ることが多いため、麻酔科および集中治療科のスタッフと共に、手術室やICUにおける院内感染予防を徹底する必要があります。入院される患者さまには事前に、①発熱およびコロナ関連症状の確認、②胸部CTによる肺の画像評価、③PCR検査を必須で行っていただき、安全を確認した上で治療を進めております。

    普段は行なっていないプロセスであり若干のご不便をおかけしますが、他の患者さまや医療スタッフ、しいては治療を受ける患者さまご自身のための対策としてご理解・ご協力をいただければ幸いです。

    また、入院後のご家族の面会は現時点では全面禁止となっております。手術日であっても面会はできませんが、大切な方が心臓・大血管という大きな手術を受ける事の重みを真摯に受けとめ、お電話による経過報告やタブレット端末を用いた遠隔面会システムも一部利用し、皆さま方の不安を少しでも取り除けるよう配慮してまいります。

    このような情勢であっても質の高い安全な医療が受けられるよう、スタッフ一同全力で取り組んでまいります。

    手術や入院についてご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。